あ〜さんの音工房

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真面目な取り組み

 

 正式に野良クラシックギタリストに復帰したので(9年ぶり2回目)真面目に取り組んでいますよ。今回はギターの古典派と言えばこの人でお馴染みのフェルナンド・ソルの有名な練習曲、作品35−22を演奏しました。俗に『月光』と呼ばれているあれですよ。いや難しかった。『ラグリマ』の1.25倍くらいの難易度かな。そもそも『ラグリマ』も簡単ではないのですよ。『ラグリマ』を嘲笑う者は右も左も判っていない人です。非常に多くの物をもたらしてくれるありがたい曲なので、初心者は必ず取り組むべき。なにより「難しくない名曲」なんですから。その『ラグリマ』の1.25倍の難易度なんだから、なかなかなんですよ。ここまで仕上げるのは苦労の連続でした。
 けど『月光』てアルペジオの練習曲なんですかね? 弾き続けると上達する? しないと思います。古典の様式は学べますけどね。そうそう、決してセゴビアの真似してはいけません。マエストロの解釈は素晴らしいですけれど「良い曲見つけたので弾いてみた」だけですから。その影響か遅く弾く人が多いですよね。速度指定は Allegretto ですよ。我々野良ギタリストは、遅すぎずに様式感を保って弾かないと練習にすらならないと思いますけど・・・。
 次は有意義なアルペジオの練習曲に取り組もうと思います。タレガの曲にも取り組んでいますけどね。どちらが先に仕上がるかはわかりません。真面目に独学して行きますよ。もう少し技術的に向上したいですから。



 余談ですが、今回の動画には『サンダー』の由来である表面板の模様がバッチリ映っています。製作家によっては重用する「模様入り」が、なぜ安物の量産品に使われたのかは謎ですが、あまり良い柾目ではないからかな? いずれにせよ見た目はカッコよろしくて、お気に入りです。
 まだ5月だと言うのに暑い日が続きますが、こらからも相棒『サンダー』と共に地道に練習を続け音楽を楽しみます。いやぁ、クラシックギターは楽しいねぇ。