あ〜さんの音工房

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あ〜さんぽ 初冬の諏訪湖周回に挑戦

 

 11月28日。6時に起床。寒いがそれほどでもない。カーテンを開く。積雪なし。よし、出かけよう。諏訪湖を1周するぞ。



 8時30分ころ諏訪湖に到着。駐車したのは『ハーモ美術館』のそばだ。快晴。雪にビビらず来て正解。途中コンビニに寄った時に気付いてはいたが、寒くない。風もない。なので、ボアボアのパーカーは脱いで行こう。靴も履き替えてと。手袋も革からニットに替えてと。よし、出発だ。



 時刻は9時少し前。周回には4時間かかるのが標準らしいので、積極的な撮影や休憩を鑑みて完歩は5時間=14時に設定する。果たして16キロ歩き切れるだろうか? やってみなければ解らない。たから挑戦なのだ。


 歩き始めたところでキロポストを発見。



 4キロごとにリセットされるようだが、上手いことにここを起点に出来る。しかも現在地が12時の方向。解りやすくて助かるね。よし、ここをゴールにしよう。反時計回りに歩くよ。
 しかし、1周しても「おにぎり4個分」のカロリーしか消費しないの? 4キロ歩いてやっと1個なのか・・・。もっと減りそうなもんだが。解りやすくて助かるけども。



 大々的なイベントは無いが、ボート競技部のみなさんは湖に出るようだ。がんばれよ(お前もな)。



 湖に面した老人ホームか。素敵だねえ。見舞いに来る家族にとってね。でも、お高いんでしょ? 



 朝から元気な釣り人のみなさん。なにが釣れるのかしらん?



 そんなこんなで1キロ歩いたぞ。体も暖まって来た。風がないので助かるな。なかなかな装備のご同輩が幾人も歩いているが、この歩行者道は右側通行のようだ。ランナーもいることだし気をつけよう。


 周りが静かになって来たと思いきや工事の騒音が。そして歩行者道も途切れてしまった(赤茶のとこね)。



 なにが出来ることやら。



『とがわばし』を渡ります。



 仕方がないので道路を歩く。そこそこの交通量なので気をつけたい。



「前見て歩けよ」



「道中健やかならんことを」



 ありがとうございます。そんなこんなで赤茶でお馴染みの歩行者道が復活。ここから先は途切れることなし。助かります。



 そして2キロ。まだまだおにぎり半個分だ。



 湖上を見やると、なんだか浮世絵的な風情。



 岸にはなぜだか『デゴイチ』が。



『はくちょうはし』を渡ります。



 鳩たちに大人気の柵をご覧ください。



 よし、ここで小休止だ。トイレ行きたいし。トイレはそこかしこにあるので助かります。



 歩き始めて1時間経った。



 ここら辺の駐車場はこの時間でもまだ空きがある。天候を不安に思って取りやめた人もいるんだろうな。そう言えば道中もスタンドはタイヤ交換で賑わっていたしな。晴天ですけど。



 1時間で3キロか。ま、こんなもんかな。



 歩く。



 走る。



 留まる。



 柵大好きかよ、お前たち。


『つかまがわこがんだいいちきょう』を渡ります。



 すると前方に噴水?が。



 10時なんで吹き出ているのかな?



 4キロ。おにぎり1個分歩いたぞ。まだまだ元気。なんの問題もなし。



『釜口水門』に到着。魚道をご覧ください。



 ここにも釣り人のみなさんが。なにが釣れるのかしらん?



 気温も上がり人も増えて来た。飛行機も雲を引きながら飛びまくっている。



 4+1で5キロ地点に到達。



 景色は刻々と変わるので飽きないが、



 ここからは国道と並走することになるので、賑やかだし排ガスがよろしくない。



 除雪基地を発見。湖だから盆地だもんな。例年どのくらい積もるのだろうかね。



 排ガスと騒音がよろしくない。ワンクッション欲しいよなあ。



 な?



 漁港もあることだしさ。



 そんなこんなで6キロ。国道と並走どこまで続くのやら。


 ノルディック・ウオーキングの団体と遭遇する。スティック使う奴ね。ハイテク装備だな。それに比べてこちとらM65にジーンズにランニングっぽいシューズだ。吹雪いたら死の行軍になるところだった。気温増々上昇。助かります。



 釣り人発見。



 看板発見。生きたままって、三枚に下ろせば良いってことかな。いやいや、よそに移すなってことだろな。



 心無い漂流物を発見。車窓から投げ捨てたんじゃあるまいな。



 いろいろと間違っている物を発見。



 水質が良くなっても、これではよろしくないだろ。



 我が意を得たり。湖を生業にしている人もいるのだから。



 7キロ。気温更に上昇。



ランナー達はウインドブレーカーを脱ぎ出す。国道と並走続く。交通量増す。



 歩行者道脇に謎の盛り土を発見。モグラかな?(違うだろ)。



 国道の向こう側に『スズキのマーボー』を発見。奇麗にしているなぁ。



 湖上には小型のモーターボートが。



 ちっさい。何用なのかね(ヤマハ製)。


 おまっとさんでした。ここでようやく国道とおさらば。



 半分歩きました。8キロ。疲れが足に来ているが、まだまだ終わらんよ。



 もう少し歩いたら大休止しよう。な、お前たち。



 て、逃げるのかい。


 騒音排ガスが終わったと思えば今度は工事が始まり諏訪湖が見えづらくなる始末。あっちこっちでやっとりますな。年末だしね。



 芝生を張っている模様。



『たけいだかわはし』を渡ります。



 9キロ地点に到達。そろそろ休みたいが、そこかしこにあったトイレとベンチが見当たらない。もう少し歩くとしよう。



『かもいけかわはし』を渡ります。



 青空。変わらず直近に道路あるが排ガスの影響はなくなる。こうでなくっちゃ。



『諏訪中央公園』があるが道路を渡って更に350メートル歩くか・・・今回は見送ろう。



『舟渡川』を渡ります。



『ろくとがわはし』も渡ります。



 さっきの交差点からは『さざなみロード』と呼んでくれってことらしい。



 そんなこんなで10キロ歩き通したぞ。休憩したいが適当な場所がないな。ベンチはよ。



 歩き始めて丁度3時間。1キロ15分強のペースか・・・そろそろ休憩したいぞ(切実)。



『かみかわおおはし』を渡ります。



 ここも工事中。途上国かよ。



『ふなっこ橋』を渡ります。ふなっこって。どじょっこもあったりして(んなわけない)。



 ここいらは橋が多いな。川があるってことだが、出て行くのは『釜口水門』だけで、あとは入って来ているようだ。




 ヨットハーバーにやって来ました。



 もたもたしているうちに11キロ。



 はあ、もうここで休憩だ。橋のたもとに階段があるからここに腰掛けよう。



 あるんかい『どじょっこ橋』。



 なんにもないが、まあまあ静かで見晴らしも良い。メール読んでメール返して水分補給して足のばしてと。疲れた疲れた。調子に乗って歩きすぎたかな。なにせ加減が解らない。
 国道沿いのパートでは休みたくなるような環境ではなかったし『さざなみロード』に入ってからはいろいろと施設はあるんだけど道向こうなんだよね。『すわっこランド』とかさ。


 さて、この先は湖畔で最も設備が整っているパートだ。トイレもあるしベンチもあるし。なあ、お前たち。



 近づいても逃げないぞ。おじさんが人畜無害だとおわかりいただけたようだなって、やっぱり逃げるのかい。



 飛び立たなかっただけましか。でもお前たち、この湖にまつわる怖い話、知ってるかい。


諏訪湖では昼間から車の入水が絶えないと言う。なにかの呪いとでも言うのだろうか」



「おわかりいただけただろうか? そしてまだらな白鳥や巨大イルカの目撃情報が絶えないと言う」



「長年の水質汚染が原因とでも言うのだろうか」


 こわいな〜、こわいな〜。


 ・・・コースに戻ろう。



 おお、羊たちが石に!



「メドゥーサに睨まれたとでも言うのだろうか」ってもういいや。



 のんびり歩こう。少し風が出て来た。



 12キロ。いよいよ後4キロだ。疲れは足に来ているが、なんとか歩き切れそうだ。



 ここは前回利用した『片倉館』の前だ。湖畔には巨大なオブジェ。前回歩いたのはこの界隈。



『くらすわ』もすぐだが、今回は温泉も食事もゴールしてから。



 天気良いしね。疲れているが清々しい気分だ。


 しばらく行くと足湯を発見。休んで行こう。



『湖畔公園足湯』。湯が透明なので判り辛いが浸かってます。



 そこそこ深さがあるから寝そべれば全身入れるんじゃないのか、という気持ちに抗いつつ15分ほど。


 ここからの風景をご覧ください。なにしろ天気がいい。



 再びコースイン。



 湖面も波立って来た。震えるほどではないが風が強め。残り3キロ。楽しみたい。



 だから、三枚に下ろせばいいのかい、どうなんだい?



 な。



 怠くなって来たし。



 荒れる心の内をご覧ください。



 あと2キロ。



 コースのすぐそばでお馴染みの『諏訪湖博物館』では(銀色の建物ね)、



「諏訪交響楽団90年のあゆみ」展を開催中。




 陽が陰りつつある諏訪湖の風景をご覧ください。



 影も伸びて来て、いよいよ残り1キロだ。



『こがんしょうちがわはし』を渡ります。



 遥か彼方を望めば(中心部分をご覧ください)



 冠雪しまくりの富士山が。



「富士山と諏訪湖の眺望ポイント」だとさ。確かに絶景。上手いこと見えるんだね。



 さあ、ラストスパートだ。ゴールはもう見えているぞ。ここが最終コーナーだ。うおぉぉぉ、幻の多角形コーナリングだぁぁぁ!(説明しよう! 「幻の多角形コーナリング」とは、レイトブレーキングでコーナー深くに進入し、一気に向きを変え、アクセルベタ踏みで立ち上がる旋回テクニックなのである。『サーキットの狼』の主人公・風吹裕矢にしか出来ないんだぜ!)




 ついに始発の「一ツ浜公園」キロポストに到着。ゴール!



 時刻は14時直前。想定通りだ。



 やったぞ、諏訪湖周回16キロ歩いたぞ! やればできーる!



 エイドリアァァァーン! (説明しよう! おじさんたちは物事を成し遂げると「エイドリアーン!」と雄叫びを上げてしまうのだ!)


  ・・・さ、湯に入ろう。今回は『高浜健康温泉センター ゆたん歩』に向かう。迷ったけど勢いで歩いて行くことに。



 ここは建って間もないのかいろいろ新しいし、ロッカーも大きくてありがたい。



 ただ少しばかり狭い。洗い場は6席しかないし、湯船も小さく浅い。5人で満員感が出てしまいそうなくらいだ。10人入ったら大混雑だろう。今回は入れ替わり立ち替わり4,5人の利用だったので問題なかったが、工事のおじさんたちがドヤドヤとか、野球終わりでゾロゾロとかの中に混ざるのは無理だな。洗面器用の棚も設けてあり使いやすいし、脱衣場には椅子に鏡と至れり尽くせりなんだけど、いかんせん狭い。
 体を洗いながら確認してみると、腹回りは変わりないが足首から腿にかけて締まって細くなっていた。ウォーキングってこんなに即効性があるのか。びっくり。


 湯上がりには休憩も出来るのでありがたい。15分ほど横になった。奥にはマッサージチェアーもあったよ。



 腹ごしらえは隣の『丸亀製麺』で。なんか変わってんなここ。もしかして・・・。



 このシステムは知ってるぞ。セルフサービスのうどん屋は利用したことあるんだ。『はなまるうどん』てとこだ。まず麺を注文する。温かいうどんを並で。


「お客様、お盆をご用意下さい」


 そうだった、これにのせて下さい。


「取り皿に天ぷらなどいかがですか」


 そうします。野菜のかき揚げと、えび天、それにいか天も下さい。



 天ぷらどんだけ盛りうどんの出来上がり。これで680円也。「もちもち」よりは「むにむに」している麺に、スーパーの惣菜的な天ぷら各種で満腹。さあ、車に戻ろう。


 暮れなずむ諏訪湖。素敵だねぇ。



 暮れなずむ富士山。素敵だねぇ。



 ありがとう富士山。良い1日を過ごせたよ。



 ありがとう諏訪湖、また会う日まで。


 めでたし、めでたし。







まとめ


 前日の吹雪にビビらず決行して正解だった。歩いている最中に雨・雪が降り出すことが危ぶまれたが、朝から天候に恵まれた1日となった。晴天の諏訪湖周回は思っていた通り素晴らしい体験だった。歩きたい病を一気に解消出来たし、ストレスも吹き飛んだようだ。
 一夜明けての体調だが、下半身が重く腰が痛む。もちろん身動きとれなくなる程ではないが、疲れは出ている。暫く前には年に2,3度軽い登山をしていたが、それとは疲労の質が違うように思う。


 諏訪湖周回コースは全くと言って良いほど平坦で尚かつ安全だが、一部が国道沿いであることが残念だ。今回はまだしも夏場の観光シーズンに渋滞していたら排ガスの影響は否めないだろう。出来れば季節ごとに年4回歩きたいが、それが少し不安だ。
 湖畔には公園、トイレ、ベンチなどの設備がそこかしこに設定されていて随時休憩が出来るが、先の国道沿いのパートは手薄だ。今回はこのパートで休憩しなかったが、小休止はするべきだった。そして疲れを感じていたにも関わらず大休止まで11キロ歩いてしまったが『諏訪中央公園』に入って休めば良かったと思う。公園なんだから当然トイレはあるだろうし、芝生やベンチで横になって休めた可能性もある。次回にまた『一ツ浜公園』から周回するようなら必ず寄ってみたい。無理せずこまめに休憩を取りながら歩けば、疲労も軽減出来たのではないだろうか。


 これで今年の『あ〜さんぽ』は終わり。年末年始は引き蘢りたいし、来月の休みはぼちぼち埋まっているしね。来年も楽しく歩きたいね。それにしても16キロだよ。ゴールしたあと更に歩いてでかけたからなんなら20キロ近く歩いただろう。まだまだ人並みの体力は保てているってことかな。皆も少しは歩いてみたらいかが? 足の悪い人は直してからね。また一緒に歩きましょう。