あ〜さんぽ 初秋のダム湖は夏の名残
「白鳥いた?」
ええ、奥にいましたよ。
「何羽いた?」
2羽です。
「もう1羽いるはずなんだけどな・・・まさか流されてないだろな」
大丈夫でしょ。いつも1羽は別行動だし。入れ違いに来たおじさんは、白鳥の様子を見に行ったようだ。
昨日、午後から雨の予報に日和って出かけなかった変わりに、久しぶりの青空のもとダム湖まで歩いて来た。
このところの雨で川はどろどろだろうと思っていたが、流木も大量に流れ着いていた。
ダムのゲートは全開で流れが激しい。
公園と反対に続く道を歩いてみた。雨の影響か数本の倒木が見られたが、かなりの大きさのものが根こそぎ倒れている。大水で地滑りが起きたか?
この先は行き止まり。山側に別れ道があるので登ってみよう。
足下は小枝や木の実、水の流れもあり歩きにくい。気と付けないと転倒の恐れもある。これはよろしくないなと思いながらも歩みを進めると、案の定ここでも倒木が。やはり山側からかなりの水が出たようだ。
ウォーキングシューズで来たので問題はないが、このまま進んでダム湖へ辿り着く事が出来るのか? 最悪でも山の反対側に出るだけだが、なかなかの傾斜なので来た道を下るのは滑るリスクが大きいし、かといって反対側に出てしまうと大きな距離を歩く事になるし・・・。
行く手に光が射して来た。てことは、あそこから下るはずだから、ダム湖へ戻れるだろう。助かった。
濁ってはいるが、ダム湖は静かだ。白鳥が毛繕いしている。相変わらず逃げない。
栗拾いも出来そうだったが
まだまだ蜻蛉も飛んでいて、青い空に映えていた。ここだけ切り取ったら、夏休みの1ページのように思える。紅葉まではまだ季節は進んでいないが、これも悪くはない。久しぶりの晴天で気分も上がる。清々しい心持ちだ。
2週間ぶりの晴れ間に歩けて良かった。明日からはまた雨模様だそうだ。台風も来るらしい。もういいだろう、台風は。被害が出ない事を願うのみ。
朝のひんやりとした風が、久しぶりの太陽に暖められている。こりゃひと汗かきそうだ。着込んで来たパーカーを腰に巻いて帰路についた。次の週末も降るんだか荒れるんだかの予報だ。諏訪湖周回はいつになることやら。それまでこまめに歩いて、鈍らないようにしておこう。