あ〜さんの音工房

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象が乗っても大丈夫


 とにかく重いでお馴染みの新型ラックを設置。



 50キロはないけど40キロはありそうだ。難儀したよ。これまでのラックは、30ミリ厚メルクシパイン集成材「口の字型」×2だったが、今回は40ミリ厚メルクシパイン集成材「田の字型」とした。一体にすることで重さを稼ぐ算段だ。大きくなったが強度は落ちていないと思う。板厚を10ミリ増やした事で剛性も上がっているだろう。45ミリ厚までの販売があったが、5ミリ増やすより異なった材を敷いた方が得策だ。例えばスピーカーを設置している御影石などだ。材には固有の振動周波数があるので、別の材を合わせることで相殺した方が良い結果が得られる。様子を見てから考えたい。
 1階、2階、屋上と機器がたくさん載せられるようになったが、その分高さが出てしまうので、音場感を損なわないか心配していたが、変わりないようだ。部屋の高さを1Fは200ミリ、2Fは180ミリとして気持ちだけ配慮している。インシュレーターの使用を考慮するとこれより低くは出来ない。少し雰囲気が変わった気はするけれど、相変わらずスピーカーとスピーカーの間は空間を保っているから問題ないようだ。スワンの末裔の大きなメリットだね。大型3ウェイだったらやってはいけない設置の仕方だからね。スピーカーの間に物があっては駄目なんだ。そこが空間じゃないと音が定位出来ないからだ。試してみれば誰にでも解る。
 そして見た目的にも着色したことで機器が浮き上がって見えるようになった。スピーカーも存在感を増したようだ。重くて大変な工作だったが満足しているよ。こんな丈夫なラック市販されていないからね。なので自作に意義がある訳だが、年々市販されている材は減るばかり。今では何でも買った方が安いからね。誰も工作しなくなってしまった。でも、それは、どこかの国の誰かの人生を搾取していることだと、思いを巡らせている人がどれだけいるのだろうか? どこかの誰かが低賃金で労働しているからコスパコスパ言っていられるのだ。嘆かわしいことだ。


 2F左側の部屋が空いているが、そこには新兵器を導入予定だ。遅ればせながら新しいことを始めます。そして落ち着いたら『あ〜さんの音工房』開設10周年を記念して新しい企画を発動する。一般の人には何が何やらの趣味性の高い事を始めるよ。お楽しみに。