シャコンヌへの道 その７

　先日、時間が取れたので録画してみた。２度通したが（中途で挫折２回）最初のは画が暗過ぎてボツ。後のを「暫定動画」として残した。今後これ以上の成果が撮れなければこれを投稿する。が、それは出来るだけ避けたい。

　録画に臨んで解ったことがいくつかある。まずは演奏時間が想定より大分長かったことだ。15分以上16分未満だろうと予想していたのだが、実際は18分±30秒かかっていた。弾き終わるとヘトヘトだ。こんなに長い時間弾き続けた経験はないが、特にゆっくりと弾いているつもりもない。

　大きなミスは２カ所で起きた。ひとつは前半の連続スケールでの音落ちだが、これは上手い事リカバー出来のたで逆に見せたいくらいだ。もうひとつは最後のアルペジオからのスケールで、この箇所は力尽きてしまったので不本意だ。
　思わぬ程の演奏時間なので、後半の集中力を保たないとならない。「うげぇ、ここに来てアルペジオからのスケールかよ」と思ってしまったのでは結果が出る訳も無い。「見せ場キター！　うぉおおおおおぅ！！！」くらいの気合いを絞り出さなければ。かと言って前半は演奏困難箇所が多いので気を抜ける訳も無い。とにかく疲れる。なので、十分な時間をかけて準備をし、気力と体力を絶やさずに録画に挑まなければ、結果は望めないだろう。
　録画はこれまで通りデジカメで行っているが、書き出し方によって音質が変化することも解った。「JPEG」の最高画質より「オリジナル」の方が良さそうだ。ヤマハで弾いたぺんぺんした音の動画も「オリジナル」で書き出せば少しは増しだったかもしれない。

　この暫定動画での問題点を踏まえて次回に繋げたいが、平日は難しそうだ。なので土日とすると、後５回ほどの機会でやり遂げるしかない。この曲は年内に終えると決めている。１年かけて結果の出ない物はこの後何年かけても駄目だ。弾けなかったと諦めるしかない。何よりこれ以上やる気も記憶力も持たない。暫定動画はあるのだからと気楽に取り組んで、より良い演奏になる事を期待したい。

　いよいよ佳境に入った『シャコンヌへの道』。どうなることやら。