'18・4月の索引

　暗譜は朝する。すると昼には忘れているから覚え直す。すると夕方にはおおよそ覚えているから、夜には暗譜出来ている。暗譜はフレーズの切りの良い所までする。弾いていて違和感や消化不良のないようにする。これをコツコツ繰り返して１曲覚える。長い曲は所々あやふやになるので、時々は楽譜を見返す。
　完全に暗譜したら繰り返し演奏してみて困難な部分を探す。そこを技術的な最小単位にまで分解して、なにがどう困難なのか理解する。大抵は複数の事柄が重なって難しいのだから、ひとつずつ採り上げて克服する。運指は簡単な方を選び演奏に集中出来るようにする。音楽的に困難な方を選ばざるを得ない時には渋々そうして練習を重ねる。
　問題なく演奏出来るようになったら、自分の理想とする演奏を試みる。選択肢がある場合はそれぞれ試みる。曲に対する心象を大切にするが、伝統や理屈も多少は考慮する。けれども「考えるな、感じろ」を尊重し、自身が納得することを第一とする。楽譜をコンピュータにプログラムした「正しい演奏」は常に最低でしかない。

2018年04月01日　あ〜さんぽ　春の諏訪湖のソロ桜

　　　　　　02日　検討してみると

　　　　　　06日　好い加減なもんだ

　　　　　　08日　どないやねん

　　　　　　11日　世間は気にもしないこと

　　　　　　13日　F.Sor-Menuet Op.11 No.5

　　　　　　14日　春なのに

　　　　　　20日　名残り桜

　　　　　　27日　半日ドック

　　　　　　30日　'18・４月の索引

　ソルの『アンダンテ・ラルゴ』に取り組んでいる。実に古典派らしい作りで、満喫している。レイちゃんも音色が一段と豊かになったような気がする。風が爽やかで、空は青い。