あ〜さんぽ 北アルプスは雲隠れ
夏だ。
この3連休も馬鹿みたいに気温が上がる予報が出ている。
早々に低山に登って後はゆっくり過ごそう。向かうは『長峰山』。
車でも山頂までアクセス出来るし、他にもコースはあるようだが『長峰荘』から向かう。
ご覧の通り不人気らしい。静かな山歩きが期待出来そうだ。
「登山口」ではなく「遊歩道入口」とあるが
いきなり中々の登坂。
熊も出ることだし、登山でしょ。
中々の倒木を経て、つづら折りに登って行く。
振り返れば木立の合間から北アルプスが望める。雲掛かってるけど。
これは残念なお知らせだ。タイヤ痕を発見。このコースはオフロードの自転車が走るらしい。上記した通り、登り始めからこの辺りまでは道幅の狭い中々の登坂で(最大体感斜度45度)足下も悪い。こんなとこを下るくらいだからベテランのダウンヒラーなんだろう。が、おばかさんが無謀な運転をしているのなら大問題だ。こちらは避けようもないし、相手も止れないだろう。滑ってんだから。事故起きてないのだろうか?
するとおそらくランナーも居ると考えられる。山を走って上り下りする人たちだ。危険だと一時期問題になり登山者との接触事故も起きていたはずだが、なんらかのルールは出来たのだろうか?
およそ15分ごとに小休止をしながら登り続けると
尾根に出た。しばらく楽出来そうだ。
倒木を跨いで歩き続けるが、左右とも大木で見晴らしは良くない。
わずかに覗く安曇野の街並。
しばらくすると再び登坂。
なかなか歩き辛い。
三度の倒木。
山頂まで1,9キロて、なかなかだな。平地とは全然違う。
汗は噴き出すばかり。頑張り所だ。
簡素な橋を渡ると
車道に出る。
「長峰山山頂約0,3km」基本的に一本道だし標識はあるしで助かります。
暫しアスファルトを歩いて、再び登山道(遊歩道)へ。
開けたぞ。
長峰山山頂に到達。およそ1時間の道のりであった。森から一気に開けるのでカタルシス多め。これで絶景が拝めれば更に良いのだが
残念ながら北アルプスは雲の中。
大パノラマの景勝地なんだけどね。
このコースを「遊歩道」と呼ぶのは勝手だが、少なくとも私にとっては「登山道」だった。最大体感斜度45度。続くつづら折り。小石や木の実、あるいはぬかるみによる足下の悪さ。普通に登山道だと思うし、行程は短いが登山だろう。それなりの心づもりと装備は必要だ。
休憩を挟みながら、よちよちと慎重に下っていると、ソロの登山者に2度遭遇した。さらに下ったところで10名ほどの高齢者のパーティーも登って来た。やはり3連休。それなりの人出はあるようだ。
およそ2時間で往復したが、まだ影が長いうちだったので、ほとんどの行程で日陰の恩恵を受けられた。登山口が国道とそう離れてはいないので、喧噪から非日常へ。そしてまた日常へ戻るのもストーリーがあって良いかと思えた。聞こえて来る音が変わるのよね。この後はホームセンターで建材を買い込んで帰った。
黒スポは実に便利だ。
まだまだ積める。
『長峰山』は個人的には登山の練習になる低山として有り難い山だ。朝から登って買い出しして昼には自宅に戻れるので、休日を有効に使えるし。まだ大水の影響があるので、川を数回行き来する山には行けなかったが、先にこちらに登って良かった。改めて登坂の厳しさを体感出来たのだから。往復4キロ弱の行程でも侮れない。
もろもろ整ったら山歩きに出かけよう。
夏だもの。