あ〜さんの音工房

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再掲載祭り=2015年03月01日分

 

 「はてなダイアリー」から移転して来ましたが、なぜか2015年3月以前の投稿が引っ越し出来ていないので、再掲載しながら『あ~さんの音工房』とは何だったのかを考えてみたいと思います。2007年6月末から始めたブログで、これまで一体何をしてきたのか?

 世間とズレているらしい私の嗜好を、表してみたらどうだろうってのが切っ掛けで始めたブログなのですが、記録しておきたい事って結構出て来るもんですね。諸々の事情でこちらの2号店に移行する事にしました。引っ越しではないので、全てを持って来る訳にはいきませんが、この機会に自己紹介がてらカテゴリ別にいくつかを振り返ってみようと思います。まずはポエムから。

 特に理由もなく次々とポエムが出来ましたが、中でも興味を引かれたのは映像作品に触発されて生まれたこの3作です。中々ユニークに仕上がっています。

 

 私を救えるのは宇宙で私だけ

 

君は走る!

少し首を傾けながら

大きく腕を振って

決して速くはないけれど

 

その角を曲がるまでは

家と学校とコンビニが 君の世界のすべて

その角を曲がってからは

世界は複雑でバカバカしく

考えていたのとは まるで違うものだと知った

 

ろくでもない人生だけど

まだ生きていたいと願う大人達と出会い

この世界にどうしようもなく関わってしまっている君は

生きるのって怖いと思って

泣いた

 

君は走る!

怯え 弄ばれ 嫉妬し

おかしな呪文を唱えて

たまにはニコりとしながら

私を救えるのは宇宙で私だけなのと叫んで

 

今も走り続けてる?

しあわせは見つかった?

世の中捨てたもんじゃないなって思えてる?

 

答えの無い質問を繰り返しながら

君は走り続けているだろう

 

きっと

 

 

 

 名作ドラマ『セクシーボイスアンドロボ』に寄せたコラージュです。木皿泉の脚本が素晴らしく、心に染み入る逸品でした。

 

 

 出会い浴びて

 

君は旅する 私の代わりに あなたの代わりに

列車は行くよ 昼も夜も 中国の大地を

線路は続くよ 真っ直ぐだ

ホームは無いよ 大体で止まる

 

列車は来るよ 時間通りじゃないけれど

名残惜しさに足を取られ 季節風に吹かれながら

列車で歌うよ 希望を握りしめた若者達に

おいしいものを分けてもらったりして

列車で寝るよ もらったパンを枕にしながら

とんでもない寝ぐせを披露する朝もある

 

真っ赤な太陽が君の瞳を射したとき

旅の続きが始まるんだ

中国広いな大きいな

今日も出会いの洪水に身を任せ 君は行く

 

私の代わりに あなたの代わりに

そして君自身の為に

 

 

 

 関口知宏さんが中国を鉄道で旅した番組を観ていて出来た作品です。あの国は多面性を持ってるなと、改めて感じました。良質の紀行番組だったと思います。

 

 

 

 漆黒の宇宙(そら)に

 

荒野を走る死神の列が

その腕を伸ばして足下に絡み付くが

地球の重力に呼ばれた者たちと

一緒に置いて行こう

ぼくは宇宙へと向かう

 

死にゆく男たちと

死にゆく女たちが

星と星との間で瞬き

その行方は

静寂だけが知っている

 

ぼくは戦争をしているのか?

仇を討っているのか?

それとも これは人殺しなのだろうか?

 

惹かれあう魂がめぐりあった時

知り得るのだろう

あなたはぼくで

ぼくはあなたなのだと

 

ノーマルスーツの指先が

漆黒の宇宙に浮かび上がり

その温もりが呼びかけて来た

 

まだ ぼくには帰れる所があるんだ

こんなに嬉しいことはない

 

ヘルメットの中には

涙の玉が溢れて

キラキラと光っている

 

 

 ファーストガンダムを観て感じた事をまとめたらこうなった、てとこでしょうか。非常に興味深い作品で、フォロワーのみなさんの気持ちが、少しだけ分ったかもしれません。

 私はドラマ『相棒』が好きで、毎回正座して観ていますが、なぜだかポエムは出来ないのですよ。とても楽しんでいるんですけれど・・・明晩は陣川くん登場回なんで期待!がんばれ~助さん(笑)

 

 最近はさっぱりなんですけど、また書いてみたいですね。詩作するくらいのゆとりがあって良いでしょ?

 次回は『エッセイ風の読み物』を振り返ります。おたのしみに!