再掲載祭り＝2014年02月14日分 その２

驚いて廃刊

　「エフエムて何？」とか「ラジオって音だけの奴でしょ？　知ってるけどどうやって聴いたら良いのかわかんないんだよね」などの嘆かわしい状況になって久しい。

　最後のFM誌としてお馴染みのFMファン。スピーカー工作愛好家にも愛されていたが'01年に休刊となった。実質的には廃刊だ。本号は名作スワンシリーズの最後の機種となったスーパーフラミンゴ初掲載誌だったので手元にあるのだが、私もあまり購入した覚えはない。表紙が象徴しているように、クラシックの情報も豊富だったのだけれど。

　あるFM番組のホームページには「ラジオの楽しみ方」というバナーがあり、クリックすると｢アナログラジオで愉しむ」「PCで愉しむ」などラジオの聴き方が指南されている。今現在のラジオの認知度はそんなレベルなのである。時代の流れとは恐ろしいものだ。

　一方DVDぴあの場合は事情が違ったようだ。未だにDVD（BD）の情報誌は何誌もあるわけだから。ビデオぴあ、DVDビデオぴあと数年に渡り購読していたから休刊（実質廃刊）には驚いた。画像が最終号で編集後記に「今号で休刊」とひっそりと記されていた。突然だった。なにがいけなかったんだろうなぁ。とても読みやすく内容の充実した雑誌だったんだが・・・廃刊の理由は不明だ。替わりに某誌を暫く購入してみたものの、いかんせんDVDぴあのレベルには遠く及ばず読み続ける事は出来なかった。

　突然にせよ時代の流れにせよ贔屓の雑誌が読めなくなることは有り得るのだ。なのでオーディオ・ベーシックが廃刊に追いやられないか心配なわけだ。（FMファンと同じ共同通信社だし）一時期の廃刊ラッシュと言っても過言ではない状況からは抜け出したようだが、愛読誌は継続的に購読するしかないのである。常に一票投票し続ける事。それが肝心なのだ。