ワックスコンデンサ取り付けた話
ヴィンテージ・コンデンサの中でも、素材がワックスの物が最も効果があるらしい。
上がハイパス用Pyramidの0.0027μF 600V。下がトーンGoodAllの0.0068μF200V。見ての通り両方ともワックスコンデンサだ。この前のバンブルビーはどうだか解らないが、これは正真正銘のヴィンテージ物だ。ブリッジ側に取り付けた。とにかくデカいんで、存在感が凄い。眺めているだけでも有り難いくらいだ。
コンデンサに暗い人には「こだわってますねー(何がなにやらですけど)」と思われ、明るい人からもネックとブリッジで、材質と数値を変えてあるので「こだわってますねー」と言われる見た目になったが、音質は変化したのか?
動画にしたのでご覧下さい。
変わった気はするんだよね。明るく滑らかになった気がする。一般的に使われる数値をはずして格安で入手しているので、「金かけたんだから変わらなくちゃ困る」バイアスはかかっていないはずだ。
世間のコンデンサ比較動画は1分もしない間に交換・切り替えしてしまうので、エージングは考慮されていない。オーディオ業界ではエージングで音質に変化が起きるのは常識だ。例えば、アナログディスクはA面よりB面の方が音質が良くなる。A面を再生している間に、針やアンプが熟れて音色の密度が増し音場が広がる。特に気温の下がっている冬場は顕著だ(実体験)。マニアの中には部品点数が多く、エージングに時間がかかるアンプは、通電したままにしている人もいるくらいだ。ヴィンテージ・コンデンサはエージングで音質に変化があるのではなかろうか。
配線を変えて、ボリュームとトーンにコンデンサ付けたのだから、何らかの変化はあるのだろう。とにかく、明るく滑らかな音質に傾いたように思う。コンデンサで音質が変わるのは当然かオカルトか。答えは各人が持っていれば、それで良いんじゃないかな。