サビの前まで
サビと言ってもお寿司やお蕎麦に欠かせないワサビではなく、風流だねぇ侘び寂びが効いてるねのサビでもない。歌の中心部分のサビだ。その手前までの歌詞が出来た。こんな感じだ。
A 良い時ばかりでは なかったけれど
ずぶ濡れにならずに 悪くはなかったさ
A つるりとした日々が 今日も暮れてく
隣の芝はいつも 青く見えていた
B 先に行ってるよと 別れた友よ
走り続けているか 止まってないか
A 手のひらをこぼれた 夢のかけらが
風に吹かれて逃げる 昨日の彼方
B 別れ道じゃいつも 迷ってばかり
答えの出ないままに 西へ東へと
旋律も出来ているし、和声も付けてあるが、しかし、どうだい、これ。加齢臭ムンムンだろう。暗くなっていないのが救いかな。そして「殺し文句」が書けたことも良かったな。
例えば『イージュー★ライダー』における「名曲をテープに吹き込んで」とか『ロビンソン』の「誰も触れない二人だけの国」など、一度聴いただけで共感出来、広がりがあり、琴線に触れて忘れ得ないフレーズの事だ。この曲だと「別れ道じゃいつも迷ってばかり」が良い線行っている思う。おじさんたちの琴線をべろべろ出来るんじゃないかな。サビの冒頭は出来ているんだけれど、以降はまだ「むにゃむにゃにゃ」だ。だけど、まあまあ良い曲が出来上がりそうな予感はしている。きっと大丈夫だろう。時間もたっぷりあることだし。
ところで、真面目に曲を書いていると、なぜだか面白おかしいことが思い浮かんで困る。こんなのだ。
アムロも生きてりゃオッサンだ (燃え上がれ 燃え上がれ)
ルパンはそもそもオッサンだ (ルパン・ザ・サード ルパン・ザ・サード)
ランボルギーニ フェラーリ ポルシェ
まとめてかかって来いこい
風吹のロータスめちゃめちゃ速い (スタビライザーが外れるとへろへろだけどね)
スーパー☆ヒーローだぜ
スーパー☆ヒーローだぜ
カッコ内はコーラスだよ、て何をやっているんだか。だが、むしろこちらの方がおじさんたちの共感を得られたりして。こんなのも思いついた。
向かい風が強くて 走るのやめたい
そんな風が強けりゃ 目も開けられない
左肩が痛くて 腕が上がらない
右の指が痺れて ギターが弾けない
さっきのはコミックソングだけど、こっちのはひょっとすると、ひょっとするかもだ。保留にしておきたい。良い予感がしているから。
しかし真面目に取り組んでいると反動が出てしまうようだ。どちらかと言えばこちら側のメンタリティーなんで仕方ないのか? ストレスなのか? それとも自己内カンブリア紀がやって来たのか?
サビではこれまでを肯定しつつ、それでも前向いて行こうじゃないか的な歌詞にしようと模索しているところだ。それが出来れば立派な「おじさんソング」に仕上がることだろう。
明日は気温が上がるらしい。ちゃぷちゃぷして血の巡りを良くして来るかな。良いフレーズを思いつくかもしれないしね。
何かの記念曲、真面目に製作中(寄り道多めですけど)。