不届き千万
寒くないどころか生暖かい風が吹いている。
あり得ない気候が続く。
そんななか散歩も怠りないが、先日歩いていると話題沸騰中の橋脚の安全装置を発見。
溶接の手抜きしてどのくらい浮くのかと疑問に思っていたが、NHKの言うことにゃ「4割削減出来る」そうだ。しかしそんなことしたら安全装置の意味がないじゃないか。お奉行様もご立腹だぞ。
「厳しい沙汰を下すぞよ。ゼネコン御一同よろしいか?」
「ははぁ。この度は下請けがやらかしましてお詫びのしようもございません。不正をせぬよう口を酸っぱくして言い聞かせておるのですが・・・」
「実行犯ども、安全装置の手を抜くとは不届き千万。何の為の安全装置ぞ。庶民の税を食い物にすること甚だしい。よって市中引き回しの上、打ち首獄門に処す!」
「えぇー。マジすかぁ。バレたんでやり直すって言ってんじゃないすか。ちょっと、元請けのみなさん、なんとかして下さいよ。ねぇ、ちょっと・・・」
・・・ゲスの極みだな、お前たち。
なんとかしなきゃな。バレなければ何しても良い世の中を。未来を語る前にやるべきことがあるはずだ。