語源が解ってスッキリした話
小泉八雲の著作『知られぬ日本の面影』の「日本海に沿うて」の中で、精霊舟についての記述がある。今日それを知って、はたと思い当たった。しょうりょうぶねは、ショウリョウバッタの語源ではないのか?
トノサマバッタなどと違いシュッとしたその姿は異形とも言え、名前のショウリョウも何を意味しているのか解らず、子供の時分とても不思議に思っていた。そうだ、あの形は舟に思える。これでモヤモヤが一つ消えるぞと思いながら今日1日を過ごし、帰宅して検索してみると、やはりそうだった。
名前の由来・・・俗説で、8月の旧盆(精霊祭)の時季なると姿を見せ、精霊流しの精霊船に似ることから、この名がついたと言われる。
みんなの百科事典ウィキペディアより。「時季」は「時期」、「似ることから」は「似ていることから」ではないかと思わないでも無いが、やはりショウリョウバッタの語源は精霊舟だった。スッキリ。
不意に答えが見つかって、なんだか得した気分だ。昨今の訳の解らないことも、スッキリしたいもんだが、難しい。