あ〜さんの音工房

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編曲を編曲


 ピアノからギターへ transfer したものを arrangement したと言うべきかな。タレガが移したショパンのワルツ作品34の2の序奏部分がこちら ↓



 それを更に編曲した俺様版がこちら ↓



 違いを見て行こう。1段目と3段目は同じだ。2段目6小節は、2拍目の構成音と長さを変更している。8小節目はタレガ版ではスライドで旋律を繋いでいるが、俺様版は1拍目のB音は0フレットで取り、スライドせずに3拍目はセーハで押さえる。そして7,8小節には松葉が付けてある。
 4段目14小節は6小節と同様に変更。15小節1拍目はバスの長さを、2拍目はFを追加し長さを変更。16小節1拍目はGを追加して長さを変更。2拍目はタレガ版ではハーモニクスを追加して「ギターらしさ」をアピールしているが、俺様版では原曲同様1拍分休符を置く。全体を通じてこの曲が休止するのはここだけなので、休む。『シャコンヌ』でも最後のスケールの後と主題の間には休符があった。そこも私はハッキリと休止している。休符には意味がある。休むと言う効果だ。


 講習会にどうかと言う誘いがあっても、こんな感じなんで行けやしない。今やってる曲で良いと言われても自分で編曲しているし、技術を向上させようとも思っていないので参加する意義もない。
 では、なにをしているのか? 今出来ることを総動員して弾きたい曲を弾きたいだけだ。例えばセゴビアの録音を聴くとする。この曲いいなと思う。だが、ここはこうしたいとかも思う。楽譜に当たると、ここもこうなんじゃないのかと思いだす。装飾してみたり省いてみたりする。セゴビアの解釈とは程遠くなり結局「俺様版」が出来上がる。弾けない部分は練習するが、その部分をそのまま弾けることが第一なので、その後に応用出来ないことも多い。出来る時に出来るだけ進める。なので1曲に1年掛けることもある。あくまでも趣味である。この調子であと何曲弾けるだろうか。まあまあ急いでます。


 全曲こんな感じで編曲済み。弾けるように練習を重ねている。