あ〜さんの音工房

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ギター用ケーブル自作した話

 あの『オヤイデ電気』がエレキギター用の部品に力を入れ出して久しい。ケーブルを使ってみたいぞ『G-SPOT ケーブル』を。吊るしの品はプラグがキンキラで気に入らないから自作してみよう。オールジャパンで組むぞ。プラグはこれ ↓

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 オヤイデの『P-285』。ストレートとL型をひとつずつ用意した。シンプルでスマートなデザインで、ボデーには「OYAIDE・Made In JAPAN・・」と刻まれている。色味も品があるね。1個1,000円位のそこそこ良いお値段だけのことはある。プラグはピンキリで、

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 上のは100円くらい。下のは500円ほど。見た目はお値段なりなんだよね。

 ケーブルはもちろんこれ ↓

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 紫色の憎い奴。オヤイデの『G-SPOT ケーブル』。皮膜には「♡ G-SPOT CABLE ♡ NEO by Oyaide Made In Japan」と印刷されている。細身でしなやかで女性的な感じ。

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 中身は、外皮膜ーアースー内皮膜ー絶縁体ーホットの同軸ケーブルだ。2芯や4芯のマイク用などもギターケーブルとして使われているが、これはテレビアンテナのケーブルと同じ作りだね。

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 皮膜を剥いてみると、アースは網じゃなかった。

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 芯線はまあまあな太さだ。予備半田して付けて行こう。

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 しっかり半田付けして、しっかりかしめよう。

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 プラグのボデーを先に入れておくことを忘れずに。やり直しになるからね。向きも間違えないようにね。

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 かっちょ良く仕上がった。オールジャパンてかオール「オヤイデ」ケーブルの出来上がり。

 思えば私が通っていた頃の秋葉は怖かったよなぁ。新宿や池袋の怖さじゃないんだよ。なんての、ラジオ会館に入る時とか妙に緊張してたもんね。問屋入る時なんかもね。当時は街全体が専門店街だから「電子工学専攻してますけど」くらいの顔してないと舐められんのよね。オヤイデ電気のおっちゃん達も怖かったぜ、当時は。今じゃ随分フレンドリーじゃんかよ。時代だねぇ。

 ケーブルの工作で難しいのは「線を切らずに剥くこと」。私はなんでもかんでもニッパーで剥くけど、馴れないうちは切ってたよ。慎重にやるしかないね。半田付けもコツがいるけど、何より火傷に気を付けよう。あと気化した半田を吸わないようにね。

 ケーブルの工作は、好みのプラグとケーブルを組み合わせて、必要な長さを求めることが出来るので、満足度は極めて高い。エフェクトボードを組む際にも、市販されていない長さで作れるので、すっきり組めるしね。

 工作は楽しいもんだ。めでたし、めでたし。