あ〜さんの音工房

アーカイブはこちら→http://akeyno.seesaa.net/

新車の納車が遅くなる理由あれこれ

 


 新車の納車に時間がかかるのは昔からのことだが、ここ最近新たな理由が追加されているようだ。

 


 まず工場から販売店に直接届けられていないそうだ。ひと昔前を思い返してみて欲しい。販売店の前の道路を塞いで新車を下ろす風景が見られただろう。ところが最近は目にしなくなった。交通の妨げになるのはもちろんだが、ナンバーの付いていない新車を公道に下ろすのはよろしくないと警察から指導が来ているそうなのだ。コンプライアンス遵守てことらしい。かと言って販売店の敷地内でやろうにも長い車載トレーラーは入る事すら難しい。なので一旦別の土地にプールして、そこから小分けにして運ぶそうなのだ。


 これで販売店に届くと思いきや「販売店オプション」が選択されている車はそうは行かない。次に「販売店オプション」を取り付ける専用の工場に運ばれるというのだ。これもコンプライアンス働き方改革の煽りで、販売店のピットに長時間労働をさせないためなのだ。
 販売店のピットではまず車検と修理を優先して行なう。新車オプションの取り付けは後回しなのだ。大抵の場合は車検・修理で日が暮れるので、オプションは時間外。深夜どころか未明までかかる日もあると言う。これにリコールが重なると地獄の沙汰らしい。なのでオプションを専用に取り付ける工場が必要になった。



 これらは昨年末の「第1回商談」の際にマツダの販売店で聞き及んだことだが、どのメーカーでも同じだろう。実際にホンダと輸入車の新車をプールしている物流拠点を知っているしね。


 このように以前より経由する場所が多くなった為に、納車には更に手間ひまかかることになったとさ。新車はじっくりと待つのがよろし。