あ〜さんの音工房

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音色がアップデートされる不思議

 

 最近



 私の愛器レイちゃんの音色がアップデートしている様に思ったので、中野ギター工房を訪れた。



 通りが良くなり、雑味が消えて、すっきりとしたようなのだ。作った本人に弾いてもらうと



「変わったねぇ。良くなったじゃない」


 このギター、完成から2年弱の間に2度あからさまに音色がアップデートされた。最初のは応力歪みが解消されたからだが、今回は単に経年による現象なのか、はたまたオカルトな理由でもあるのか・・・。いずれにせよこの調子ならセゴビアのハウザーを凌駕する日も遠くないだろう(あ〜さん調べ)。凄いぞ中野ギター。生涯の相棒にふさわしい。メルカリで売り飛ばすなど以ての外だ。
 しかし徐々に変化していたのを他人から指摘されるなら解るが、毎日弾いている本人が気が付くほどの変化があるとは驚くばかり。本当に不思議だ。職人の良い仕事が結果を出しているということなのか? それとも愛情垂れ流しの弾きっぷりがそれを促したのか? いずれにせよ育ったのだし、今後もそうあって欲しい。弾き手も成長するかは疑問だが、レイちゃんと共に不可能に挑戦を始めたところだ。来年の年末には結果を残せる事を願うばかりだが、今はまだその兆しさえ見えはしない。