あ〜さんの音工房

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音楽の話

それがプロと言うものだ

朝起きてサンボマスターを聴いた。75分以上収録されているアルバムだ。初めの数曲は全く受け付けない。生理的に無理な感じだ。ところが終わる頃には「悪くはないな」と思えた。とんでもなくコンプレッションされて頭を押さえつけられた録音で、聴いているだ…

村治奏一@蔵シック館 顛末記

1 朝の松本平 12月23日朝。工房に着いたが閉まっている。ケータイに連絡してみるが応答なし。まだ今日の空が行方を決めかねている午前8時過ぎのことだ。 周辺を歩いてみるがなかなかの寒さに早々に退散。霜が降りていた。 暫く車中で休んでから再び連絡し…

次の一手

レオナルド・ブラーボ リサイタル『ギターで辿るイベロアメリカ』が盛会のうちに終了。なかなか聴けない演目ばかりで楽しかったな。 いつものように物販職人として参加してきましたが、売れた売れた。最新ディスクとブラーボ編タンゴ名曲集は完売。なんだろ…

ヴィオラ・アルタを知っていますか?

私は知らなかった。そんな楽器があろうとは。 平野真敏著『幻の楽器ヴィオラ・アルタ物語』は、知られざる楽器ヴィオラ・アルタに魅せられた著者が、その探求の旅を綴ったドキュメントだ。非常に面白かったので是非この本を紹介したい。 1 玄人裸足の文章力…

快晴で盛会

連休明けに相次いだ電車の「人身事故」のニュースには減なりとした。この場合の「人身事故」とは飛び込み自殺を意味するものに他ならないからだ。7日、8日は2件ずつ以上はあったのではないのか。『TOKYO FM』の交通情報しかり、『湘南ビーチFM』に至って…

涙雨じゃなくて良かった

しずしずと雨が降り出す中、オイル交換をした。雪ではないのだから暖かいかといえば、そうでもない。空は薄暗く出かける日和ではないが、招集がかかったのだから行かねばなるまい。『エマヌエーレ・セグレ&福田進一 ギターデュオ』公演がザ・ハーモニーホー…

続けるということ

今年最初のN響アワーに竹澤恭子が登場してシベリウスの協奏曲を弾いていた。シベリウスは1曲しかバイオリンの為の協奏曲を書かなかったが、それはこの曲を越えられなかったからだ、という推測は外れてはいないだろう。たとえ第6交響曲、交響詩フィンランデ…

愛しのポール・ジェイコブソン

駅前の楽器屋のガラス張りのショーウインドウの中で そのとき私は演奏していた。 近々舞台で独奏する予定があったので その為の演目を弾いていたんだと思う。「キレてるねぇ、指入ってるねぇ。もう少しで終わるから、そのまま弾き倒しててよ」デュオの相方が…

これまでの『あ〜さんの音工房』村治奏一関連編

自分が野良ギタリストだと言う事もあり、ギターやギタリストについて多くの記事を書いています。今回はクラシックギタリスト村治奏一氏に関連した物をご覧下さい。 '07年末、ギタリスト村治奏一氏が中野ギター工房を訪れました。それは30日昼に来て大晦日昼…

これまでの『あ〜さんの音工房』稲垣稔関連編

基本的に音楽愛好家なので、そっち方面の記事も書いて来ました。敬愛する稲垣稔氏のディスク紹介をどうぞ。 SONGS/稲垣稔 雑誌の付録DVDにマイケル・シェンカーが降臨し ツアーの為に用意されたと言うギターに 初めて触れる様子が収められていた。 ほんの僅…