オイル交換忘れていた話
さて、買い出しに行くとするか。
外気温1度か、冷えるのう。おおぅ、平均燃費が19.8キロと表示されているぞ。マツダのスカイアクティブテクノロジーは伊達じゃなかった。普通に走っているだけなのにこの値を叩き出すとは。エコランしたら20キロ超え確実じゃないか。サバ読んでなければだけどな。
「おい」。
えっ、誰ですか?
「ねずみ号ですけど」。
あぁ、出かけますよ。
「待ちんしゃい。平均燃費の下を見てみ」。
あぁ、燃料ですね。入れますよ、ハイオク」。
「じゃなくて、その上を見んかい」。
あれ、なんでしょう1939キロって?
「総走行距離じゃけんのう」。
おおぅ、いつの間に。
「週末ごとに出かけて、琵琶湖周回したり、スーパーカー見に行ってるからだろ。出かける前にエンジンオイルとオイルフィルターを交換せんか」。
そうしましょう。すっかり忘れていたよ。
オイルはこれ。5W-30をペール缶で用意した。
フィルターも社外品を10個まとめて購入済み。
スロープに乗せてと。NDロードスターは「蓋」を取り去らないと、オイルパンにアクセス出来ないんだよ。面倒なんだよな。
「なにか?」
なんでもありません。よろこんで作業させて頂きます。
前の方は布?で蓋してある。
その奥のこれ。このアルミの蓋を外さなくては。
すんげぇ固く締めてある。くぅ、緩まねぇぞ。9本もありやがるし。
「なにか問題でも?」
いえいえ、やりがいがあるなぁ。
ふぅ、悪戦苦闘の末ようやく外れた。このボルト、色も色だが10て刻まれてるのに12ミリだぞ。何が何やら。と思ったら今度は蓋自体が外れない。どうやら防錆塗料でくっついているようだ。仕方ないんでマイナスドライバー取って来てこじってと。
とれた。この蓋、内側の助手席側に布が貼ってある。遮音?なのか。前側の布の蓋と言い謎が多いな。
ようやく姿を現したオイルパン。蓋のおかげでぴかぴかしてらぁ。
ドレンボルトは17ミリ。前端は樹脂のようだ。何故なんだ? 当然マグネットにはなっていない。
ドレンボルトは運転席側の真横に付いている。
オイルフィルターは小さめ。
で、約2000キロ走った末のオイルだが、鉄粉など目視出来なかった。キラキラ成分無かったよ。汚れ的にももう少し走れそうな感じだ。 イマドキのエンジンの精度の高さを目の当たりにした形だ。「慣らし運転いらない説」ありだな。
ペール缶初めて使ったけど、このように蛇口を付けた場合、オイルジョッキに傾けて戻すのではなく、傾けた状態で蛇口を横にして止めると上手く行くね。 お試しあれ。
事前情報ではNDロードスターのドレンボルトは、内側の六角8ミリだと聞いていたので、用意していたのだが普通のボルトで拍子抜け。昨年の年次改良で変更になったか?
さてと、蓋取り付けるか。ボルト9本めんど、いやいや、やりがいがあるなぁ。
スロープから降ろしてオイル量を見ると、やや多い。3リットル入れて下側の線に達していなかったので、もう1リットル足したが、多かったようだ。私のやり方だとフィルター交換時で3.9リットルが上限。3.5リットル前後でよさそうだ。
エンジンを始動させてみると、明らかに音が静かになっている。走らせてみると、全然違う。実に滑らかだし、低速時のトルクも増えている。ここまでハッキリと違いが解るとは意外だ。まだ2.000キロだぜ。純正が今ひとつなのか、交換した物が良いのか。あと4回はこのオイルを使う事になるが、走行3.000キロもしくは3ヶ月ごとの交換としたい。
ネット上では初めてのオイル交換で鉄粉キラキラの報告もあるようだが、ねずみ号には当てはまらなかったし、オイルのチョイスも上手く行った。0W-20よりは燃費は落ちるはずだが、20キロ前後の値が出るか否か。今後を見守りたい。
さてと、出かけるとするか。よろしくない体制で力使って疲れたんで温泉行っちゃうんだぜ。通常の倍の時間がかかったし。全く、あの蓋がめんど、いやいや、やりがいがあるんだよなぁ。
「早く乗れよ。もうペダル踏みつけちゃっても良いんだからね♡」
めでたし、めでたし。